産経ニュース等によると、仙台メディアテーク、多摩美術大学図書館、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン等で知られる建築家、伊東豊雄さんがプリツカー賞を受賞しました。日本人のプリツカー賞受賞は、6人目となります。
主催団体は、受賞理由として「斬新な発想と素晴らしい建物づくりの組み合わせ」としています。構造体をデザインに積極的に取り入れる作風があり、工学的なアプローチから、官能的で美しい空間を産み出す建築家として有名です。また、多くの若手建築家を輩出しています。
まだコンペ等で取った環境建築を中心とした興味深いプロジェクトを多数抱えており、近年では、東日本大震災をきっかけとして「みんなの家」のプロジェクトを手掛ける等、工学的手法にとらわれない建築の在り方を見出し始めています。今後の展開にも注目すべき建築家の一人といえます。
日本の建築家として、まだ、隈研吾さんあたりは海外のプロジェクトが竣工した頃に受賞の可能性が高いと思います。今後の建築界の動向に注目です。
仙台メディアテーク
多摩美術大学図書館
サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン
Comments
Comment form