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保坂猛建築都市設計事務所の「Daylight House」

 2012年度のJIA新人賞は、保坂猛建築都市設計事務所の「Daylight House」でした。敷地は住宅の密集地であり、一般的な横からの採光が殆ど取れない場所です。そこで、アクリルドームによるトップライトを全面に取り、美しい自然光のあふれる空間を創り出しています。天井面は5m程度と高く設定しているところがポイントで、光のグレアの軽減、開放性、室内環境性能に大きく寄与しています。日本の低層住居地域特有を素直に解決し、快適な生活環境を提供している点を高く評価すべき建築です。




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伊東豊雄がプリツカー賞を受賞

産経ニュース等によると、仙台メディアテーク、多摩美術大学図書館、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン等で知られる建築家、伊東豊雄さんがプリツカー賞を受賞しました。日本人のプリツカー賞受賞は、6人目となります。

主催団体は、受賞理由として「斬新な発想と素晴らしい建物づくりの組み合わせ」としています。構造体をデザインに積極的に取り入れる作風があり、工学的なアプローチから、官能的で美しい空間を産み出す建築家として有名です。また、多くの若手建築家を輩出しています。

まだコンペ等で取った環境建築を中心とした興味深いプロジェクトを多数抱えており、近年では、東日本大震災をきっかけとして「みんなの家」のプロジェクトを手掛ける等、工学的手法にとらわれない建築の在り方を見出し始めています。今後の展開にも注目すべき建築家の一人といえます。

日本の建築家として、まだ、隈研吾さんあたりは海外のプロジェクトが竣工した頃に受賞の可能性が高いと思います。今後の建築界の動向に注目です。


仙台メディアテーク

多摩美術大学図書館


サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン
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篠崎弘之建築設計事務所の「HOUSE Y」

 少し前の話になりますが、気鋭の建築家、篠崎弘之建築設計事務所の「HOUSE Y」が竣工しています。構造躯体である柱や壁をデザインに生かす作風は、少し前から建築界では流行りつつ有りますね。

絶対的に必要な構成要素として、構造体や設備がありますが、どちらかといえばマイナスのイメージを持っていて、隠す、目立たなくする、という方向性がありました。しかし、今では積極的にデザインに取り入れ、意匠・構造・設備が一体的に統合された建築像が見えつつあります。各専門の事務所が相互に理解を深めていくことで、新しい建築の風潮が確立されつつあるように思えます。




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HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITIONが開幕

ken-platzによると、3月2日〜24日の期間、お台場の特設会場において、「HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION」が開催されています。HOUSW VISIONは、新しい常識で都市に住もうという理念を持った団体組織で、日本の伝統や価値についての自覚も芽生えを、住居という視点から再考しようというものです。デザイナーの原研哉らを世話人とし、建設業界を中心とした企業が多数参加し,建築家とコラボレーションしています。


メーンホール内部。住宅や建築に関する書籍3000点が並んでいる。


LIXILと伊東豊雄の「住の先へ」では、半屋外の空間を主題とし、土間や露天風呂、さらには蔵を備えています。伊東氏は、東北大震災後に考えを大きく変えており、日本の伝統的な知恵を現代建築に取り入れ始めているようです。


ホンダ×藤本壮介「移動とエネルギーの家」では、クリーンエネルギーの利用による生活スタイルとして、電気自動車や電動カート等を家の中で動かす家を提案。これまで、建築と自動車とは、排ガスなどの問題から内外の棲み分けが明確でした。しかし、今はその必要がなくなりつつあります。「車庫」が車の収納スペースとしてあった訳ですが、他の機能との併用が行われる等、人の生活と車の関係性は変化していくでしょう。


住友林業×杉本博司「数寄の家」では、古材やトタンといった、一般にあまり良質と思われていない素材を使い、現代の茶室を提案しています。数奇、茶室といった概念は、わび・さびの概念に代表されるように、華美な空間を良しとせず、当たり前の材料で簡素に構成する事や、経年による劣化を風情とし、プラスに捉える美学として、近年再注目されています。


TOTO・YKK AP×成瀬友梨・猪熊純「極上の間」では、海外でも評価の高い日本のトイレ空間を取り上げ、圧倒的な緑化によって快適な空間を提案しています。ウォシュレット等の便器・衛生器具の技術的配慮はすばらしいものがあり、快適なトイレ空間はますます注目されています。そんな中、その便器周りである周囲のブースは、少し軽視されているように思います。緑化、というのも快適さの面で面白いアイデアで、ちょっとした配慮を壁面や照明などに加えることで、排泄のもつイメージが変わっていくように思えます。
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日本建築大賞が決定

 日本建築家協会による、2012年度の日本建築大賞が発表され、各賞は以下のような結果となりました。

・日本建築大賞
 竹の会所:陶器浩一(滋賀県立大学)


・日本建築家協会賞3点
 由利本荘市文化交流館カダーレ:新居千秋(新居千秋都市建築設計)


 金沢海みらい図書館:堀場弘(シーラカンスK&H)
          :工藤和美(シーラカンスK&H


 真壁伝承館:渡辺真理(設計組織ADH/法政大学)
       木下庸子(設計組織ADH/工学院大学)
       新谷眞人(オーク構造設計/早稲田大学


少し意外な作品が選ばれたように思います。私見では、シーラカンスK&Hの「金沢海みらい図書館」、三菱地所設計の「東洋文庫」、日建設計の「ソニーシティ大崎」、小川博央建築都市設計事務所の「ちよだの森歯科診療所」あたりが有力な候補だと思っていました。
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GA JAPAN 120が発売


A.D.A.よりGA JAPAN 120が発売されています。
表紙の作品は、ルーヴル・ランス(妹島和世+西沢立衛/SANAA)です。

座談会[総括と展望] 建築2012/2013、
連載「STUDIO TALK 22 安藤忠雄」の他、
PLOTとして以下の8作品が取り上げられています。


PLOT
「CapitaGreen」
設計:伊東豊雄

「ネパール子ども病院」
設計:安藤忠雄

「富岡市新庁舎」
設計:隈研吾

「筑後広域公園文化交流センター」
設計:隈研吾+SUEP.

「(仮称)豊島区西部地域複合施設」
設計:山本理顕

「小平市立仲町公民館・仲町図書館改築」
設計:妹島和世

「(仮称)流山新市街地地区小中学校併設校」
設計:CAt

「Vitamin Space」
設計:藤本壮介
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新建築 2013年1月号が発売


新建築社より、新建築2013年1月号が発売されています。
表紙の作品は、ルーヴル・ランス(妹島和世+西沢立衛/SANAA)です。
作品18題と建築家のリンクは次の通りです。


ルーヴル・ランス
設計 妹島和世+西沢立衛/SANAA

釜石市災害復興公営住宅(東部地区天神町)
設計 平田晃久

上州富岡駅
設計 武井誠+鍋島千恵/TNA

フクノワ
設計 studio-L

アーツ前橋
設計 水谷俊博+水谷玲子

大学のカフェテリア
設計 石上純也

文京区立森鷗外記念館

モナッシュ・ステップス/ストール・ステップス
設計 中尾寛+モナッシュ大学建築学科

GC R&D CENTER
設計 KAJIMA DESIGN

中之島フェスティバルタワー
設計 日建設計

大手町フィナンシャルシティ

山梨県立図書館

Looptecture A 淡路人形座
設計 遠藤秀平

山鹿さくら湯

かぜのび

ニセコ町民センター

高志の国文学館
設計 伊藤恭行/CAn

東京芸術劇場改修
設計 松田平田設計+香山壽夫

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2012年度 JIA優秀建築選100作品が発表されています


JIAのサイトにて、JIA優秀建築選100作品が発表されています。

大手組織設計事務所では、
・日建設計(北海道日建設計2件を含む)がソニーシティ大崎等の13件
・日本設計が五反田ふれあい水辺広場の1件
・三菱地所設計が東洋文庫等の4件
・NTTファシリティーズが近畿大学農学部第2共同研究棟等の3件
・佐藤総合計画が東京工業大学附属図書館等の3件
・松田平田設計が東京都立総合芸術高等学校等の4件
・安井建築設計事務所が和歌山大学観光学部校舎等の3件
という結果となっています。


私見では、三菱地所設計の東洋文庫、シーラカンスK&Hの金沢海みらい図書館、山口隆建築研究所のPARAMETRIC FRAGMENT、日建設計のソニーシティ大崎及び立教大学新座キャンパス8号館あたりは、建築としての品質が高く、幾つもの賞を積み上げそうに思います。
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岩崎寛さんによる金魚の優雅な動きを捉えた写真



写真家である岩崎寛の作品がMy Modern Metにて紹介されています。作品は金魚の優雅な動きを捉え、水中をゆらめく細部の微妙なニュアンスが伝わってきます。

黒い背景の中で、力強い胴体部と、尾ひれ等の流体の中に消えゆくような構造が明確に映し出されています。陰影の使い方が大変上手なのだと思います。通常模様だとしか感じられないような一部分においても、微細な変化が鮮やかに映し出される事で、事物の理が見える、そんな作品だと思いました。
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熊谷英之デザインの温度を感知する葉っぱ

 

温度を感知する葉っぱ、「Leaf Thermometer」が、Assist Onにて発売されています。

室の温度を知ることは大変有益な事だと思います。身体の感度を外に広げるような感覚で、わずかな変化を捉えて自分の家の環境を把握にしたいものです。エアコンがガンガンに聞いているのに部屋の隅が寒いというような事もよくあるからです。けれど、一般に温度計というと何だかメカチックで、容易に家の色々な場所に置けないですよね。

このアイテムは、温度で色を変化させることができる「サーモインク」を使用して、葉っぱの色で温度がわかるというものです。緑色が適温となっており、紅葉のように色が移り変わります。電池で動いて、正確で、という方向性もありますが、この手軽さが感性を高め、生活の豊かさに繋がるような気がします。
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